．rbr side ページ26
コネシマ。
初めて聞く名前だし、初めて見た容姿だった。
もし仮にどこかで見かけていたとしても興味がないため覚えていないだろう。
目の前でびくびくと肩を震わせる彼女が愛おしくて守ってやりたくなる。
次会ったらのことなんか考えてなくていい
次なんかもうない。次なんかつくらせない
俺がもしかしたら危険な目にあうかも、、と自分よりも俺の心配をする彼女をどうにか守ってあげなければ
「俺はどこにもいかへんから安心せぇ」
「で、でも…」
と俺の袖を軽くひっぱるAが本当に本当に可愛くて、また手を出しそうになった
耐えろ……耐えるんやロボロ。ここは教室。空き教室だとしても公共の場に変わりはない…
「……A。こっちみて？」
Aの不安を少しでも取り除いてやりたくて、Aの唇に触れた
決して下心はない。下心はないからな。
「…んふっ。まってめっちゃかわええ。ほんまにかわええなぁ、Aは」
頬を撫でてやれば顔を赤くして、それでも俺から目をそらそうとしない
真っ赤で涙目のAは俺の目を見つめていて、さすがの俺もそれを我慢できるほど紳士じゃない。
「……わっ、！ろ、ろぼろくん！」
「…ごめん。ちょっとやばい」
床に軽く押し倒してやれば顔を赤くするだけで抵抗しない。
(ほんまに、そういう所やぞ)
嫌なら抵抗すればいいのに。その足で蹴り飛ばせばいいのに
「俺のことそんな心配なん？」
「心配だよ……何かあったら私耐えられない」
そう泣きそうな彼女の首筋に顔を埋める
女の子特有のいい匂いとAの綺麗なサラサラの髪の毛が頬にあたってこそばゆい。
舐めたり噛んだりしてみればあの夜と似た声がAの口から漏れた
「……じゃあ俺が死んだらどないする？」
いじわるでそう聞いた。別に正しい答えなんかない。
それでもAは俺がほしかった答えをくれた
「私も一緒に連れてって」
と、優しい笑みを浮かべる。
(…あぁ、好きやなぁ。)
コネシマ、といったか。
コネシマ、、コネシマか。
あの目、あの言動。Aのことが好きなんだろうなってすぐに分かった。
けれど警戒心などはこれっぽっちもない。
Aからの好意は1ミリもないから、あいつに取られることは絶対にない。
Aは俺だけを求めて俺だけしか見てないからな
「ずっと傍に居ような。A」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウルフ・レト(プロフ) - 名無し77さん» 前半に女々しくしすぎちゃったので後半はカッコいいﾛﾛﾛさんを楽しんでもらいたくて…！二人の甘々な関係性がこれからどうなっていくのか楽しみにしててください！コメントありがとうございます！ (3月28日 20時) (
レス) @page15 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
名無し77 - いやぁ〜…彼女に対して余裕そうなﾛﾛﾛさんが好きすぎて辛いです😢😢付き合ってからのお互い甘々な感じ大好きです！！これからも作品更新頑張ってください！！！応援しております！！ (3月27日 12時) (レス) @page14 id: ba9094052f (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ・レト(プロフ) - 小豆さん» わあ…！ありがとうございます！！私もその場面書いてて楽しかったのでそう言ってもらえるとすごく嬉しいです笑！どうぞ最後まで楽しんでいってください！ (3月21日 15時) (レス) @page9 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - めっちゃ遅くなりましたが続編おめでとうございます!癖に百発百中って感じです!正直rbrくんに首を絞められたのが一番興奮しました。これからも頑張って下さい!! (3月20日 19時) (レス) id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ウルフ・レト | 作成日時：2024年3月7日 14時
