【d!】螟｢縺ｮ荳ｭ【sha】 (ページ2)

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「なぁなぁ、お前ってトウキョー？って所から来たんやろ？どんな所なん？」

隣の席の男の子にそう聞かれた。
茶髪のボブで豚のピンバッチが特徴的で、小さな顔と白い肌を見るに一見女の子に見えるかもしれないが、制服は思いっきり男の子のものだし、声も男の子の特徴的な声だった。

『まぁ、東京は派手でとにかく都会って感じ…かな』

そう答えれば彼は「へぇ」と目を輝かせて興味深々だった。

「この村の奴らは皆ここから出たことないからそういうのめっちゃ興味あんねん！」

『え、皆…？』

彼の言葉に色々と引っかかった。
誰もこの村から出たことないなんて怪しい。
まぁ偶々かもしれないが、夢を追いかけるために地元を出る人は必ずいるものだと思っていた。
結構な人数は居るはずなのに誰も出たことないなんて…

「…あ、ちなみに俺は黄瀬紗緒って言うんよ！シャオロンって気軽に呼んでええからな！」

まるで太陽のような眩しい笑顔だった。
不安でいっぱいの今の私には彼の言葉は嬉しかった。

『ありがとう…私はAって言うの！よろしくね！』

最初は怪しくて友達もできるか不安だったけど、
彼のような優しい人が居てよかった。
　
　
　
　
　
　
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すみません短いです……
　
　
　